久しぶりの投稿となります。ぐーへいです。2022年10月01日適用のリミットレギュレーションにて、私が大会で使用していた「クシャトリラ」デッキを紹介したいと思います。2023年1月1日適用の新リミットレギュレーションで、がっつり「クシャトリラ」が規制されちゃいましたね〜。
個人的には「クシャトリラ・フェンリル」と「六世壊=パライゾス」は制限になって納得ですが、「クシャトリラ・ユニコーン」については厳しすぎるのかなぁと思ったりします。新規での強化に期待したいです。
一応、公認大会にて3回優勝することができたので、マスターデュエルに実装された際には、少しは参考になると思います。
デッキレシピ
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メインデッキ
「+」を押すと各枚数と名称を確認できます。
モンスター
- クシャトリラ・ライズハート 3枚
- クシャトリラ・ユニコーン 3枚
- クシャトリラ・フェンリル 3枚
- クシャトリラ・オーガ 1枚
- スケアクロー・クシャトリラ 1枚
- ティアラメンツ・クシャトリラ 1枚
- 灰流うらら 3枚
- 増殖するG 3枚
- ディメンション•アトラクター 2枚
魔法
- 六世壊=パライゾス 3枚
- 六世壊他化自在天 3枚
- クシャトリラ・バース 2枚
- 金満で謙虚な壺 2枚
- 墓穴の指名者 2枚
- 抹殺の指名者 1枚
- テラ・フォーミング 1枚
- 三戦の号 1枚
- 三戦の才 1枚
罠
- 無限泡影 3枚
- 六世壊根清浄 1枚
- クシャトリラ・プリペア 1枚
合計41枚
エクストラデッキ
「+」を押すと各名称と枚数を確認できます。
- 天霆號アーゼウス 1枚
- クシャトリラ・アライズハート 2枚
- クシャトリラ・シャングリラ 2枚
- No.89 電脳獣ディアブロシス 1枚
- 真紅眼の鋼炎竜 1枚
- 幻獣機ドラゴサック 1枚
- No.11 ビック•アイ 1枚
- 撃滅龍 ダーク・アームド 1枚
- フルール・ド・バロネス 1枚
- 崔嵬の地霊使いアウス 1枚
- 空牙団の懐剣ドナ 1枚
- リングリボー 1枚
- 無限起動ゴライアス 1枚
サイドデッキ
「+」を押すと各名称と枚数を確認できます。
- 夢幻崩界イヴリース 3枚
- 皆既日蝕の書 2枚
- 精神操作 2枚
- ハーピィの羽根箒
- 王家の眠る谷-ネクロバレー 1枚
- 禁じられた聖槍 1枚
- 紅蓮の指名者 3枚
- 拮抗勝負 2枚
簡単な感想
基本的な先攻展開としては、「クシャトリラ・アライズハート 」と「クシャトリラ・シャングリラ」と「No.89 電脳獣ディアブロシス」の3体を並べることを目指す展開が有名です。相手のモンスターゾーンや魔法•罠ゾーンを封鎖する展開です。この展開エグいですよね。ディアブロシスでエクストラデッキのキーカードを裏側除外されるし…。
相手によっては「クシャトリラ・フェンリル」や「クシャトリラ・ユニコーン」などが並んでいたほうがキツそうなこともあリ、レベル7のクシャトリラモンスターでのビートダウンも強かったです。相手の増殖するGが通っている場合などは、「クシャトリラ・フェンリル」がいるだけでも妨害になるので、無理した展開はしないように心掛けていました。
また「サンダー・ドラゴン」デッキと同じで、基本的な展開パターンや初動札については確立されていますが、決まった動きがないことも個人的には特徴の一つだと思いました。相手によって「アドリブで柔軟に戦っていく」というイメージでしょうかね…。個々のカードパワーはかなり高いですが、扱いが意外と難しいと思いました。私のプレイングが下手なだけかもしれませんが…。
一番の長所は「どんなデッキテーマにもある程度の対応ができる」ことだと思います。一度展開した盤面が崩されても、また同じような盤面の立て直しが可能なことも強みの一つだと感じました。うまく展開できたら、なんかわらわら「クシャトリラ」湧き出てくるし…。反面、短所は「クシャトリラ・シャングリラ」以外の各クシャトリラモンスターに耐性がないので、全体除去カードに弱いことかなぁと思いました。
メインデッキの大まかな解説
初動カードや手札に引く確率を高めたい「クシャトリラ」モンスターについては3枚ずつ採用しています。
「クシャトリラ・オーガ」は私の住んでいる地域では「ティアラメンツ」、「神碑(ルーン)」、「ラビュリンス」などの対戦が長引くデッキが多いと感じたため、長期戦を視野に入れて「クシャトリラ・プリペア」とセットで採用しました。また「六世壊他化自在天 」での展開要因でもあります。不要と感じたら抜いてもいいと思います。私はサイド入れ替えの際に、後攻になる可能性が高い場合には抜いたりしていました。
「ディメンション•アトラクター 」は「ティアラメンツ」と「神碑(ルーン)」を意識して、サイドデッキではなくてメインデッキに最初から採用しています。地域性や流行によってはサイドデッキでの採用もありだと思います。実際にミラーで対戦した方の一人は、サイドデッキで採用しているとのことです。
「三戦の号」は柔軟に欲しい通常魔法や通常罠をサーチできるので採用しました。後攻の際には「拮抗勝負」もサーチできるのが強かったです。相手の場にモンスターが存在しないと手札に加えることができないので注意!!
「三戦の才」は環境にいるテーマが自分のターンにモンスター効果を発動する可能性が高いため採用。主に「ティアラメンツ」と「クシャトリラ」が多いので、コントロール奪取が目的です。ランク7や「クシャトリラ・アライズハート」を展開できるので…。
エクストラデッキの大まかな解説
「天霆號アーゼウス」はエクシーズモンスターの汎用枠。
「クシャトリラ・アライズハート」と「クシャトリラ・シャングリラ」はデッキの主軸となるので2枚採用しています。SNSで入賞したデッキレシピを確認すると、「浮幽さくら」を採用しているデッキも多く見かけました。相手の「浮幽さくら」が致命的にならないように3枚は採用していません。
「No.89 電脳獣ディアブロシス」は最もクシャトリラデッキと相性の良いランク7のモンスター。先攻展開や対戦の中盤にかなり活躍するカードのため採用しました。
「真紅眼の鋼炎竜」はエキストラデュエルの際に、「相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える」により負荷をかける目的で採用しました。
「幻獣機ドラゴサック」は「スキルドレイン」へのランク7モンスターでの回答として採用しました。自信をリリースして、「スキルドレイン」などを破壊するなどです。
「No.11 ビック•アイ」はコントロール奪取する汎用ランク7モンスター。
「撃滅龍 ダーク・アームド」はターン制限のない破壊効果が魅力的だったので採用。対戦中盤においては墓地にある「六世壊他化自在天 」を破壊効果のコストとして除外することにより、除外されている自身以外の「クシャトリラ」カードの回収ができるので、切り返しをしながらリソースを確保することが強みだと思っています。
「フルール・ド・バロネス」は手札で複数「灰流うらら」がある場合などにレベル7の「クシャトリラ」モンスターでシンクロ召喚したりします。相手の「増殖するG」を通してしまった場合の妥協展開などで採用しています。使用しなさそうな場合は「金満で謙虚な壺」のコストにします。
「崔嵬の地霊使いアウス」は、この環境では高い採用率だと思った相手の墓地にある「クシャトリラ・フェンリル」を特殊召喚するために採用しました。使用しないことが多いため、「金満で謙虚な壺」のコストにしていました。
「空牙団の懐剣ドナ」は汎用リンクモンスターの中でも、相手のモンスターと自身を対象として破壊する効果がクシャトリラと相性が良いと思い採用しました。例えば「夢幻崩界イヴリース」を相手に押し付けられた際などに、自身のモンスターと「夢幻崩界イヴリース」で「空牙団の懐剣ドナ」をリンク召喚します。自身を退場しながら相手モンスターを破壊後、クシャトリラの展開を行います。対戦で使用する機会がなさそうと判断した場合は、「金満で謙虚な壺」のコストにしていました。
「リングリボー」はサイドデッキにある 「夢幻崩界イヴリース」と合わせて使用していました。主に先攻用となります。相手の「原始生命態ニビル」への対策にもなる「夢幻崩界イヴリース」を相手のフィールドに展開しつつ採用率の高い「拮抗勝負」の対策として採用しました。それ以外は「金満で謙虚な壺」のコストにしていました。
「無限起動ゴライアス」は「金満で謙虚な壺」のコスト用として採用しました。「金満で謙虚な壺」で裏側除外されている「無限起動ゴライアス」を「クシャトリラ・アライズハート」の効果で自身のエクシーズ素材にしていました。「無限起動ゴライアス」の効果により、「クシャトリラ・アライズハート」に破壊耐性を付与できるので「サンダー・ボルト」などへの対策となりました。
サイドデッキの大まかな解説
「夢幻崩界イヴリース」はミラー対策や「原始生命態ニビル」への対策として採用します。主に先攻展開用のサイドとなります。
「皆既日蝕の書」は主にミラーによる相手の「クシャトリラ・シャングリラ」への対策で後攻用のサイドとなります。モンスターゾーン封鎖を解除する目的もあります。ただ発動したターンに裏側表示にしたモンスターを除去しないと、相手にドローさせてしまうので注意が必要だと思いました。後攻用のサイドです。
「精神操作」は相手の「クシャトリラ」モンスターのコントロール奪取したり、リンクモンスターを活用しての除去用として採用。後攻用のサイドです。
「ハーピィの羽根箒」は魔法・罠カードの汎用除去として採用。
「王家の眠る谷-ネクロバレー」は主に環境トップの「ティアラメンツ」対策として採用。墓地からの展開を妨害します。クシャトリラではあまり支障がないと判断したので採用しました。「ティアラメンツ」との対戦で「三戦の号」を経由して「テラ・フォーミング」をサーチして、そのまま「王家の眠る谷-ネクロバレー」を手札に加えるなどの動きもできました。
「禁じられた聖槍」は先攻用として相手の「精神操作」などへの対策として採用しました。「拮抗勝負」を増やしたほうが良かったかもしれません。
「紅蓮の指名者 」は先攻用のサイドとして採用しました。相手の手札を一枚除外後に、「クシャトリラ・アライズハート」でエクシーズ素材にすることで、相手に回収させないことが強みだと感じました。
「拮抗勝負」は汎用の後攻サイドとして採用。「三戦の号」でのサーチに対応しているのも評価ポイントです。
その他デッキ投入候補
私のクシャトリラデッキでは不採用となったカードを紹介したいと思います。人によって考え方が異なると思うので、不採用理由は参考程度に読んでいただけますと幸いです。正解はないと思うし、採用して結果を残している方もたくさんいると思うので…。
エクストラデッキ
「相剣大公-承影」についてはデッキの性質上、自分と相手の除外されるカードが多くなるため打点を確保できる汎用レベル10のシンクロモンスターの採用候補でした。エクストラデッキの枠がなかったため不採用となりました。
「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」はクシャトリラデッキで結果を残している方の構築でも見かけるモンスターです。リンク召喚に必要な「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」での展開の際に、「無限泡影 」で効果を無効化されてしまうと妨害なしで相手にターンを返すことを嫌ったので不採用にしました。
サイドデッキ
最初後攻用として、「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」を採用していましたが、召喚権を失うことを嫌って不採用になりました。
クシャトリラデッキとの相性の良い点として、スタンバイフェイズに強制的に発動する1000ダメージを与える効果があります。「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」の強制効果の発動後、「クシャトリラ・フェンリル」や「クシャトリラ・ユニコーン」の裏側除外効果を発動することが強みだと思います。「クシャトリラ・シャングリラ」が自身のフィールドにいる場合には、モンスターゾーンまたは魔法・罠ゾーンの封鎖にも繋がります。
「コズミック・サイクロン」も罠系のデッキ対策として後攻用の採用をしていましたが、「ティアラメンツ」との対戦が多かったので、次第に抜きました。「御前試合」などがクシャトリラはキツいので採用する価値はあると思います。
今期の感想
個人的な好みが「ミッドレンジ」寄りなので、使用していて非常に楽しく遊べたかなぁと思います。しかし規制ありきの新カード開発はいかがなものかと感じました。「クシャトリラ・フェンリル」については、最初から制限カードにするつもりで開発したとしか思えないので…。「ティアラメンツ」についても展開方法を覚えるの大変だと思うし、それをなかったことにするような規制をするのは微妙かなぁと思います。企業であるため売り上げを伸ばさないといけないことは理解しますが…。ただもう少し「ティアラメンツ」については、融合召喚する際の制約を厳しくしても良かったのかぁなんて思いました。「クシャトリラ」についても裏側除外のケアカードが登場してからでもよかったのかなぁなんて思いました。仕事の都合上、来期は大会に参加する機会が減りますが、なるべく楽しみたいと思います!!