2022年3月13日(日)に、「遊戯王OCG」のリミットレギュレーションが発表されましたね。個人的な印象に残った感想を述べたいと思います。独断と偏見が多々あると思うので、「この人はこんな風に考えるんだ」程度の認識でいただけますと幸いです。私自身のプレイングも下手なので…。
禁止カード
・捕食植物ヴェルテ・アナコンダ【制限⇒禁止】
・王宮の勅命【制限⇒禁止】
「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」はぐーへいのデッキでは3種類のデッキで使用していました。構築の見直しが必要となりました。特に大会用で使用している「サンダードラゴン」では、空いたエクストラ枠に何を採用するべきか悩みます。烙印要素を入れすぎると、「次元障壁」が重くなるので、リンク枠かエクシーズ枠にしたいのですが…。ただ禁止になるとしたら、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」が流行している時期でもよかったのかなぁと思いました。もしかしたら、近いうちに「烙印」または「HERO」関連などで、強い融合モンスターが出るのかもしれないですね。
魔法カード無効化という強力な永続罠の「王宮の勅命」は、魔法カードと融合モンスターで構成される新テーマ「神碑(ルーン)」を考慮しての禁止かなぁと思いました。「エルドリッチ」では高確率で採用されていると思うので、結果的にパワーダウンになる印象です。「エルドリッチ」は私も大会用デッキとして、組んでいるので構築の見直しが必要になリます。逆に「閃刀姫」には追い風になる印象です。使用者も多い「閃刀姫」の大会入賞報告が期待されますね。
制限カード
・聖殿の水遣い【準制限⇒制限】
・アラメシアの儀【準制限⇒制限】
・フュージョン・デステニー【禁止⇒制限】
「聖殿の水遣い」と「アラメシアの儀」の勇者関連カードが制限カードとなりました。出張セットとして、汎用性が高いテーマです。「流離のグリフォンライダー」と「騎竜ドラコバック」という妨害と除去が少ないコストで、揃う性能はあまりにも強すぎた印象があります。現環境だと「天威」、「デスピア」、「プランキッズ」などのテーマとの組み合わせが多いと思います。特に「天威勇者」は滅茶苦茶強いと思います。以前、対戦してボロ敗けしました。個人的には勇者関連カードが制限でも、「天威勇者」はまだ活躍できそうな印象があります。「天威勇者」を使用してない私の考えなので、偏見となりますが…。
勇者テーマのコンセプトは、とても面白いと思います。勇者トークンを好きなキャラクターにしたりするなどのちょっとした自由さもあり、考えた方の発想は魅力的だと感じています。しかし「流離のグリフォンライダー」の手札から簡単に出てくるかつ、魔法・罠・モンスターの効果の発動を無効にして破壊する効果は、あまりにも強力過ぎます。せめてモンスター効果の無効破壊のみであったら良いなぁと思いました。何でも発動無効にして破壊する効果は、召喚条件が重いモンスター(「シューティング・クェーサー・ドラゴン」や「スターヴ・ヴェノム・プレデター・フュージョン・ドラゴン」等)のみで良いのかなぁというのが、私の率直な意見です。純構築で使用している方もいらっしゃると思うので、アラメシアの儀とは別で、勇者トークンを出す新規が今後あったら良いなぁと思いました。
「フュージョン・デステニー」は「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」と入れ替わりで緩和されましたね。一応、「HERO」関連への配慮になるのでしょうか。個人的には「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットとしてまた一部のテーマで採用されるかもしれないですね。私は「捕食植物」デッキでの出張セットとして採用しようと考えています。「捕食植物ダーリング・コブラ」でのサーチ先として、「フュージョン・デステニー」が真っ先に思い浮かびました。
準制限カード
・鉄獣戦線 フラクトール【無制限⇒準制限】
・金満で謙虚な壺【無制限⇒準制限】
・烙印開幕【無制限⇒準制限】
・紅き血染めのエルドリクシル【無制限⇒準制限】
・オルフェゴール・ディヴェル【制限⇒準制限】
・発条空母ゼンマイティ【制限⇒準制限】
・調弦の魔術師【制限⇒準制限】
・深淵の暗殺者【制限⇒準制限】
・氷結界の龍 トリシューラ【制限⇒準制限】
・終わりの始まり【制限⇒準制限】
・サンダー・ボルト【制限⇒準制限】
・霞の谷の神風【制限⇒準制限】
「鉄獣戦線 フラクトール」については、鉄獣戦線の初動となるカードですね。日本選手権の影響なのかなぁと思いました。
鉄獣戦線のパワーダウンを意図するなら、妥当だと感じました。
「金満で謙虚な壺」は汎用カードで多くのテーマで採用されている印象があります。再録していないのに制限をかけることは珍しいです。好きなカード持ってくるのは、先行有利を助長してしまいますからね。私は3枚を「エルドリッチ」に採用しているので、もう一枚をシングル購入して、他のテーマにも採用する予定です。
「紅き血染めのエルドリクシル」は「黄金卿エルドリッチ」の弱体化を狙った制限ですね。使用している私の意見としては、「エルドリッチ」関連カードでは妥当な制限だと思います。個人的に「黄金卿エルドリッチ」自身を準制限にすることは、やり過ぎだと思います。
「オルフェゴール・ディヴェル」は緩和されましたね。「オルフェゴール」デッキは、登場から今でも長く愛用している方が多い印象があります。朗報ですね。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する魔法カードの「サンダー・ボルト」純制限については、驚きました。確かに禁止から制限カードに緩和されて以降、SNSで流れてきた大会入賞デッキレシピを確認してみても、あまり採用されていない印象を受けます。ただ一方、相手フィールドの魔法・罠カードを破壊する「ハーピィの羽根帚」を採用しているデッキは見かけました。両者の違いとしては、モンスターの耐性が関係しているのかなぁと思いました。
ぐーへいは10期から遊戯王を始めたのですが、各テーマのエース級モンスターには破壊耐性を持つモンスターが多い印象があります。例えば「超雷龍-サンダー・ドラゴン」、「黄金卿エルドリッチ」、「FNo.0 未来龍皇ホープ」などですかね。他にも「フルール・ド・バロネス」などは自身の効果で、相手モンスターを除去可能です。破壊耐性モンスターを考慮しつつ、自分のモンスターでも相手モンスターを除去可能な理由から、デッキに採用優先度は低めになるかもしれません。そのため準制限でも問題ないと判断されたのかもしれないですね。
しかし魔法・罠カードに関しては、自身の破壊耐性を持たないことが多い印象を受けます。そのため「ハーピィの羽根帚」に関しては、後攻時の除去カードとして採用されるのかなぁと思います。セットされている「墓穴の指名者」や「無限泡影」を自分の展開前に除去したいし。まぁ「ライトニング・ストーム」の方が優先度高くなると思いますが…。以上がぐーへいの「サンダー・ボルト」の考察となります。
「終わりの始まり」については、「未開域」関連で使用されている印象があります。「暗黒界」との組み合わせによるデッキから3枚ドローは強力です。また大会環境で見かける機会があるかもしれませんね。私は対戦する機会が少なかったので、あまり知見がないため、コメントしづらいです。申し訳ございません。
制限解除カード
・オルターガイスト・マルチフェイカー【準制限⇒解除】
・希望の記憶【準制限⇒解除】
・ヒーローアライブ【準制限⇒解除】
・メタバース【準制限⇒解除】
「オルターガイスト・マルチフェイカー」緩和されましたね。ぐーへいは、「オルターガイスト」にボコボコにされたことが多いので、苦手意識があります。対戦あまりしたくないなぁと思ったりしています。知人の方々は嬉しいようですが…。
「希望の記憶」は「ヌメロン」で使用されていた印象があります。マスターデュエルからOCGを始める人にとっては、朗報になるかもしれないですね。マスターデュエルの「エクシーズ・フェスティバル」の影響で、「ヌメロン」デッキを組んでいた方も一定数いると思うので。
「ヒーローアライブ」は4月に発売される基本パックで「HERO」強化あるかもしれないですね。長らく愛用しているプレイヤーもいると思うので、大会環境やイベントで見かけるかもしれないです。
「メタバース」は「魔鍾洞」の影響で、制限になった印象があります。現在は「魔鍾洞」は禁止カードなので、「テラ・フォーミング」と違い、即座に発動できるわけではありません。そのため、緩和されても問題ないと個人的には思います。フィールドカードを活用するテーマでの採用が期待されます。ちなみに「魔鍾洞」は帰ってきてこないで欲しいと思っています。使用する側も、使用される側も気まずくなる雰囲気が外野からも伝わってくるので、あの空気感がキツイです。
最後に
「烙印」関連については、甘めの規制になった印象があります。これからの基本パックのストーリー展開的にも、今後も活躍と強化が期待できます。個人的には次回の制限改定で、厳しめの改定になるかなぁと思っています。また「P.U.N.K.(パンク) 」や「エクソシスター」などの基本パックでの強化があるテーマも、今後の活躍も期待できます。また私自身、もう一つ大会で使用するテーマを構築しようかなぁと思っています。今のところ、「サンダードラゴン」と「エルドリッチ」を大会で使用しています。今のところ、「捕食植物」や「イビルツイン」などでも参加してみようかなぁと思っています。特に「烙印」関連は使えるときに使っておきたいと思っています(笑)。以上、ぐーへいの「2022年4月1日適用「遊戯王OCG」リミットレギュレーションについて」の感想でした。